ひとつひとつ実現する ふくしままっぷ

べこ太郎

みやこじスイーツゆい(田村市)

ふくしままっぷ友の会 金友紹介企画
「めぐっていい友!」 第8回。

今回訪れたのは、田村市都路町(みやこじまち)にある
「みやこじスイーツゆい」
お話を伺ったのは、責任者の都路町商工会 佐久間剛さんです。

ふくしままっぷとの出会いは、観光地でふと手に取った一枚だそうです。
道の駅やあぶくま洞で見かけた、
赤べこが印象的なカラフルなマップ。
その可愛らしいデザインに惹かれ、
「お店でも活用できるのでは」と感じたことがきっかけだったといいます。

実際に店内に置いてみると、思いがけない変化が生まれました。
ふくしままっぷを手にしたお客さん同士が、
「次はここに行ってみたいね」と自然に会話を始める。
そのやり取りが、店内の空気をやわらかく、
あたたかいものにしていきます。

「単なる地図ではなく、それ以上の役割がありますね」

佐久間さんはそう語ります。

場所を示すだけでなく、人と人との会話を生み、福島の魅力を思い出させてくれる存在。
訪れた人だけでなく、地元の人にとっても
「こんな場所があったんだ」と再発見のきっかけになっているそうです。

「みやこじスイーツゆい」は、原発事故からの避難を経て、
地域に戻り「もう一度この場所で何かをつくりたい」という思いから、
商工会が中心となって立ち上げた事業。
佐久間さんも当初から関わり、現在は運営を担っています。

看板商品は、都路産の新鮮な卵「都路たまご」の黄身だけを贅沢に使った
「ゆいプリンリッチ」
濃厚でなめらかな味わいが人気を集め、
地元の山ぶどうやいちごを使った商品も並びます。

昨年12月、都路町の複合商業施設「コ・ラッシェ都路」のオープンにあわせて店舗を移転。
新たな拠点となったこの場所には、これまでとは異なる客層も訪れるようになり、少しずつファンの輪が広がりつつあります。

そんな中で、ふくしままっぷは
“人をつなぐきっかけ”として、静かに役割を果たしています。

「ふくしままっぷを通して、福島のファンが増えていけば嬉しいですね」

その言葉の通り、商工会の立場から、地域の事業者にもふくしままっぷを紹介し、活用の輪を広げていきたいと佐久間さんは考えているそうです。

一枚の地図から始まる、小さな会話。
この場所で生まれる何気ない会話のひとつひとつが、
福島の魅力を、静かに広げています。

 

みやこじスイーツゆい

福島県田村市都路町岩井沢字中作14-1『コ・ラッシェ都路』内

営業時間/9:00〜17:30

定休日/水曜

TEL.024-773-8380

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